コラム

人材育成って! Vol12

コロナ禍の中、テレワークを行っている従業員との面談、やり方・進め方変えていますか?

新型コロナウィルスの影響で、仕事の仕方や勤務体制など大きな変革をしなければならない状況になって、業務の進め方や決済の仕方、会議の進め方なども改革をされている企業が多い状況です。

急遽、在宅ワークをせざるを得ない状況の中、自宅で働く環境が整っていない従業員も多数いらっしゃるのではないでしょうか?

会社に出社して、他の社員と一緒に業務に従事していた今までと違い、通勤時間ほぼゼロで自宅のリビング・自分の部屋などで一人業務に従事する状況になっています。

ご家庭の事情で、夫婦ともに在宅ワークや子供たちも自宅にいる状況での業務遂行による今までにない「ストレスや不安」を抱えている従業員が増えています。

今まで会社に出勤することで、「仕事への意識改革や気持ちの切り替え」や「ほかの従業員と雑談やランチなどを一緒にすることによるストレス発散」ができていましたが、それもなかなかうまくできていません。

会議においては、ZoomなどのWeb会議システムを活用して、画面を通しての会議が連続で行われることもあり、頭や気持ちの切り替えが難しかったり、会議の最初や最後、終わった後での雑談などもなくなっています。

皆さんは、上記のような状況に置かれている従業員のメンタルヘルスや個人面談の際の声掛けなど、どのように対処されていますでしょうか?

 上司も今までの仕事とやり方が変わり、従業員と同様戸惑いや慣れないICTの利活用を自己解決でやらないといけない状況に、ストレスを抱えていませんか?

面談や会議の合間など隙間時間をうまく活用して、従業員とのコミュニケーションをうまくとることで円滑な人間関係を構築していたはずです。古い言い方ですが、「タバコ部屋」「居酒屋」で有益な意見交換ができていた時代がありました。(今でもそれはありますが)

テレワークで、その時間が取れず、上司と従業員双方でストレスを抱えている見えない状況を改善すべく、「面談や雑談等、直接業務と関係ない時間を作る」ことを週に1回作ってみることをされてみてはいかがでしょうか?

また、個人面談をする際には、
・評価と関係ない質問や雑談をする
・プライベートでの話題を増やす
・面談する上司の失敗談や趣味などの話題を先に話す
・Zoomなどを使って面談する際に、子供に参加してもらい、子育ての話題をする
などです。

 上司の知らない間に、従業員が今までにないストレスを抱えて、突然「退職の申し出」をされないように、今までの面談や声掛けのやり方に創意工夫をしてみませんか?

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