コラム

人材育成って! Vol3

今回は、「マズローの欲求五段階説」のポイントを書きます。

人が求める欲求には5つの段階があり、順にレベルが上がっていくという理論で、アブラハム・マズローが提唱したことから、マズローの欲求五段階説と呼ばれています。

「生理的欲求」とは、人が生きていくために本能的に必要な食事・睡眠・排泄などの欲求です。最も根本にある、動物的な「生きようとする」欲求です。

「安全欲求」とは、安全な生活がしたいと願う欲求を意味します。屋根のある場所で暮らしたいといった物理的な安全性をはじめ、経済的な安全性、健康上の安全性、事故に対する安全性などが考えられます。

「社会的欲求」とは、社会との関わりや、人との関わりに関する欲求です。社会の中に自分の役割がある、ということに幸福を感じます。「社会的欲求」という表現のほか「帰属欲求」「愛の欲求」などの言葉でも表現される段階です。

「尊厳欲求」とは、自分の役割が他者から必要とされていることへ幸福感を得る欲求段階です。
承認欲求とも表現されます。この尊厳欲求にはさらに細かく2つの段階が存在します。1つ目は他者から認められること、そして2つ目は自分で自分自身を認められるという段階で、後者の方がより高次であるとされます。

「自己実現欲求」とは、自分の持つ能力を最大限に活用し、自分が成りたい姿に近づきたいとする欲求です。自分の能力を活かして創造的な活動をすることを求めます。

それぞれの欲求に対して、物的・精神的欲求を満たすためのマネジメントやサポートができているかがポイントです。特に、人事評価制度や面談が中心となりますが、昨今は「キャリアコンサルティング」という仕組みを使って、社員の欲求や成長を支援するものがあります。

#人材育成、#教育、#人材育成の課題、#人材育成の重要性、#人を育てるには

お気軽にお問い合わせください。