コラム

人材育成って! Vol8

部下が育たない、後継者がいないというご相談がよくあります。

会社の経営で、30年/サイクルということがよく言われます。創業して、30年続く会社がどれだけあるのでしょうか?

設立されてから倒産するまでの期間を国税庁がまとめたデータがあります。会社設立から5年以上続く確率は、15%。なんと、30年以上続く確率は、0.021%です。これでは100社あったら、0社しか生き残っていない!

でも、実際には30年以上続いている会社もたくさんあります。それは、なぜでしょうか?たくさんの有名な経営者がコメントされていますが、やはり
「時代の変化に対応できた会社」「人を育てている会社」
が大きなキーワードではないかと考えています。

「時代の変化に対応できた会社」は、自社のモノづくりやサービスにある一定のこだわりがあるものの、世の中のニーズの変化にしっかりと対応して、モノづくりやサービスを変化・成長させてきたのではないかでしょうか?
10年間同じ事業で、モノづくりやサービスも変化に対応せずに、経営をしているのはかなり厳しい状況ですね。特に、モノ作りはそうだと考えます。

また、「人を育てている会社」は、部下の成長を楽しみに成長する機会や評価をしっかりとしています。モノづくりであれば、「設備投資も人づくりの一環」だと考えられます。モノ作りは人から機械に置き換えられますが、最後は「人」が設計したり、評価しています。
サービスを作り出すのも「人」です。マネジメント(経営)をするのも「人」です。
時代は、昭和の時代から比べると「スピードと変化」は、比べ物にならないほどです。そのスピードと変化に対応するには、経営者の考え方と実践して成果を出していくスピードではないでしょうか?

「人が育たない」と嘆く前に、「人を育てる機会を与え、人が育つまで待つ」ということができている企業は成長しています。

コスト削減で、よく「教育費」の削減をすぐ行う企業がありますが、それでは人は育ちません。未来を若手に託すことを視野に入れているのであれば、ぜひ「教育の機会と人の成長を楽しみにする」ということを経営者に実践していただけると素晴らしい成果がもたらされると考えております。

#人材育成、#教育、#人材育成の課題、#人材育成の重要性、#人を育てるには

お気軽にお問い合わせください。