企業の担当者から、「○○の研修を実施してほしい」「△△△の操作研修を」「E-Leaningを受講させたい」などというご依頼をよくいただきます。
受講させたい内容のご依頼はありがたいのですが、
・受講させたい方々が本当にそれを学びたいと思っているのか?
・その研修を実施した後、どのような成果を出してほしいのか?
・そもそも何を目的にその研修を実施したいのか?
というご質問をさせていただくと、明確な回答をなかなかいただけません。たまたま直近で起きた現象面を見たり聞いたりして、それを解決するために研修を実施するパターンが多いようです。
決していけないわけではないですが、そのご要望される研修を実施する当日、受講生に「なぜこの研修を受講するようになったのですか?」というご質問を講師からすると、
・上司から指示された
・時間があるから
・研修を年に1回は受講しないといけないから
といった声が大半です。本当に受講したいと自ら要望されて受講される方は、1割程度です。
よって、事前に受講対象者になるであろう社員の方々に「事前アンケート」をお願いして、本当に必要で要望される研修内容はどこにあるのか?どのようなスキルや知識を学びたいのか?何ができないのか?何ができるようになりたいのか?などを調査します。
また、可能な限り、経営者や上司の方にも事前アンケート調査の結果を踏まえて、ゴール(研修目的やあるべき姿)をヒアリングさせていただき、設計します。
費用対効果を経営者の方々は必ず求めてくるので、安易な研修は成果が得られないことが多々あります。
ぜひ、研修目的を明確にし、成長する機会を多くの社員の方々に与えていただけると、社員もその期待に応えて、自ら成長するための学びを積極的に行います。
#人材育成、#教育、#人材育成の課題、#人材育成の重要性、#人を育てるには