コラム

夢に向かって! Vol8

※悲しい出来事がなぜ起きる?

若い母親が3歳の子を餓死させる悲しい出来事が起きた。

こういう事があるたびに、ひどい母親だと非難される。
確かにそうだ。3歳の子を何日も一人で置いておけば、どうなるか誰でもわかる。3歳の子がたった一人で餓死していったことは、辛いとか悲しいとかで簡単に言えない辛さがある。

しかし、この若いお母さんは、一人で3歳まで育てて子供に対して愛情もあったはずだ。きっと力尽きたのかもしれない。周りに相談者や手を差し伸べてくれる人がいなかったのか?と悔やまれる。

私は、10歳になるまでの写真が一枚もない。自分がどんな顔をしていたのかを知らない。母は「玉ねぎみたいに真っ赤な顔をしていて可愛くなかった」と話していた。

母親から愛情を受けなかった子は、虐待を受けた子は、同じ道を辿るのか・・・という事には、敢えて反論をしたいと思う。
なぜなら私はそうならなかったから。

何が違うのかというと、同じ血が流れているという恐怖を常に持っていて、自分の子供に同じ辛さを絶対に味わわせないと強く意識していたこと。そして子育ての中で、姉と慕う友人が常に一緒にいてくれたこと。これはとても大きかったと思う。

夫は子育て中には転勤で、ほとんど家にいなかったから、男の子2人、2歳違いの子育ては大変だったけれど、毎日子供連れで友人の家と我が家を行ったり来たり、友人の子供たちと一緒に遊ばせたり、愚痴を話したり、先輩として子育てを教えてもらったりと、彼女の存在がとても大きかった。仕事もしていたが、帰ったらすぐにお隣の友人の家に行っていた。

今私の会社では、子育て真最中のママたちがいるけれども、仕事だけでなく、いろいろな苦労を話せる場でもあってほしいと思っている。

一人で悩まず、もっといろいろと話せるとそれだけでも違うのでないか?悩んでいるお母さんたちが気軽に相談できる場がないのか?こんな悲しい出来事がなくなることができるのか?といつも考えている。

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