その面談のやり方は、部下にとって有効ですか?普段からどのようにコミュニケーションをしていますか?
人事評価をする際に、年度当初の目標に対して、評価するために本人と直接面談を年間複数回実施すると思います。特に、賞与前や半期ごとに。
その際には、会社が指定する評価シートに基づいて、質問したりしています。一つにやり方としては、とても大事ですが、本当にそのシートに記載されている内容について、確認するための面談になっていませんか?
例えば、
・目標に対して、実績はどうか?
・できているところとできていないところは何か?
・下期はどのようにして目標達成するのか?
ということが中心になっていませんか?
数字と実績だけで評価するのであれば、上記の質問をして、15分程度で終了します。
果たして、その面談で部下は自発的に積極的に成果を出したり、成長したりできるのでしょうか?
部下のやる気や積極性を向上させ、モチベーションを上げるためには、質問するだけではなく、部下からの意見や質問・不安などをしっかりとヒアリング(傾聴)して、それに対して、きちんと丁寧に対応していくことが必要ではないでしょうか?(当然、会社として「できること」と「できないこと」はあるでしょう)
具体的なアクションとして、
・部下からの話(相談や悩み事、困っていることなど)を遮らずしっかりと聞く
・部下の目標達成のために協力・支援できることを怠らない
を普段から少しずつ実践してみましょう。
部下への指導として、
・どうやったらうまくやれるか?できるかを一緒に考えよう
・できないときに誰に相談したらよいと思う?
・あなたが成長している点はこういうところだと思っているよ!
・お客様からあなたの評価として、こういうことを評価されていたよ!
・目標までのストーリーをいくつか一緒に考えてみよう。
・失敗を恐れずに、できることから小さなことから実践してみよう!
などです。ほかにもアプローチの方法はたくさんあります。
一番は、面談するときだけに部下に声をかけるのではなく、普段の業務時に直接上司から部下に声掛けをしていくことです。今は、テレワークが増えてきていますので、Web会議などを使って、画面上からでも部下の表情を見ながら、声をかけていきましょう。
昭和時代の「昔はこうだった」「俺の言うとおりにやればできる」「自分で考えろ」などという発言は今の部下には「ハラスメント」ととられかねませんので。
部下に「寄り添って」あげながら、会社の成長だけではなく、部下個人の成長に寄与していくために行動・実践していけば、部下は必ず自ら気づき・学び・積極的に行動します。
明るく元気で活気にあふれた職場にしていくためには、上司の行動や発言が変われば、変わっていきます。
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