コラム

夢に向かって! Vol3

【私の人生を変えた伯母の一言】

高校時代、私は自宅から歩いて30分の高校に通っていました。ところが父が転職することになりました。当然、私も転校をするものと父たちは思っていましたが、私は「どうしても転校したくない」と言って、通学をすることにしました。北九州の門司から山口県の厚狭郡へ。通学の移動は、バス→電車(2回の乗り換え)→バス 片道2時間と変わりました。

「きっと弱音を吐いて途中で転校するだろう」と周りの大人たちは思っていたのですが、一年生の2学期から卒業までの2年と7か月通学をやり通しました。(なぜ転校をしたくなかったのか?の理由はまたの機会にお話しします)

寒い時期の通学は本当に大変でしたが、なぜやり通せたか、それは伯母の強烈な一言があったからです。

それは、試験当日に寝坊をしてしまい、(母は私を起こしてくれたり朝食を作ってくれたりする人ではなかったので)始発のバスに乗り遅れました。一時間に一本なので、到底学校に間に合わず、近所に住む伯父の所に「駅まで車で送ってもらいたい」とお願いに行きました。

そこで、伯母から「自分で決めたことでしょう?自分で決めたことなら人に頼りなさんな。最後まで自分の力でやり通しなさい」と言われ、門前払いを受けました。

泣きながら国道に出た私は、ヒッチハイクをして、止まってくれたおじさんに「駅まで送ってもらいたい」とお願いしたのでした。
それ以来、一切頼ることも泣き言をいうこともせず、通学をやり通しました。

父が、私が寝坊したその日に目覚まし時計を買ってくれていました。また、私が転校しなかったことで、多額の通学費用のために、父が休みを返上して仕事をしてくれていたことを全く知らなかったのです。とてもうれしかったです。

伯母の一言が、今の私を作ってくれました。感謝しています。

 

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